リニューアル案件で対面する困ったHTMLクン
一番の困ったサンはレイアウト変更に対する拡張性、柔軟性の無い「ガッチガチHTMLクン」「破綻HTMLクン」
idとclassの使い分けに一貫性がない
そもそも、HTML仕様書の定義があいまいなのがいけなくて、
ユニークな要素には名前(id)を与え、それらが属するカテゴリには種名(class)を与えるという考え方は矛盾しています。
例えば「山田 太郎」だって、
「山田」もしくは「太郎」がカテゴリにあたり、「山田 太郎」がユニークかというと一概にそうとも言えないです。
なぜなら全国に「山田 太郎」という名前は何人もおり、
名前という情報だけで特定の人物を指すことは出来ないのですから。
強いて言うなら、下記が一番考え方としては近いのかなと思います。
実際のところ自分はほぼclassで統一しています。
たまにjavascript絡みやページ内リンクの為にidを振ることはありますが、
それでもやはり同タグにclassを入れスタイルもclassに対して当てています。
オールclassという書き方が良いのかどうかは議論が分かれるところだと思うのですが、
正直、idにするかclassにするかで悩む位ならclassでいいんじゃね?というのが僕のスタンスです。
コーディングするにあたり大事なポイントはそこじゃないです。
floatをclearするために空要素(ゴミ)を入れまくる
例:<br class="clear" />とか<div class="cl"></div>などなど
その時は良くても、レイアウト変更で不要になったときに、このゴミはどうするの?って話です。
シラミ潰しに消す? まるでエベレストのゴミだ。
clearfixをclass名に入れる
上記と同じくレイアウト変更で不要になったときにどうするんだろう?
そもそも「clearfix」ってカテゴリあるはずないし・・・。
残念ながらマークアップの意味がわかっていないままコーディングしちゃってるのでしょう。
まとめ
偉そうなこと言ってるけど、自分も最初の頃は上記のような過ちを犯しまくってました。
試行錯誤でやっているうちにある結論に達しました。
汚いHTMLは論外ですが、
美しいHTMLを書くことが一番大事かというとそうじゃないと思います。(美しいに越したことは無いのですが)
マークアップは生き物です。
それぞれコードを書く人の個性が出るものだと思ってます。
したがって、厳密に正しい書き方は無いのですが、
最低限のルールを守るためにマークアップの意味を理解することが大事です。
一番重要なのは、
この先何度もリニューアルを繰り返しても、手間をかけず再利用できるマークアップが究極だと思います。
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