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[book] こんなデザインが使いやすさを生む

前回読んだ「魅力的なインタフェースをデザインする」とは三菱電機(株)デザイン研究所つながりで、
特にインスペクション評価の為のチェックシート「U-Checker」に興味あったので読んでみました。

黒須正明教授が定義している「ユースフルネス
マイナスを限りなくゼロに近づけるユーザビリティと、
ゼロから出発してプラスを積み上げていくユーティリティとの組み合わせ
というのがあるが、現状のPCやブラウザのインターフェースではユーザビリティを確実に抑えつつ
ユーティリティをさらに追求していくのはなかなか難しいことだと思う。
感性的に訴えるようなインターフェースを求めるあまり、ユーザビリティが犠牲になる場合もある。
もちろん「使いやすさ」というユーザビリティは重要だが、コダワればコダワるほどそれに比例して
イノベーションは生まれにくくなるのだろうとも思う。

「U-Checker」については後日にでも・・・。

memo
  • 定量的評価指標に、タスクを達成するのにどれだけ余分な操作をしたか?というのをクリック倍率で表すエラー率がある (エラー率が1に近づくほどより良いインターフェース)
    エラー率(クリック倍率) = 被験者のクリック数 ÷ 最小クリック数
  • ライターは元々両手を使ってマッチを擦れない人の為に開発された製品
    特定のユーザー(高齢者や障害者など)向けに便利に使えるように作られた製品が実は誰にとっても便利で使いやすいユニバーサルデザインだったという事例
    「専用品」という認識を捨てることも大切
  • ユニバーサルデザインのポイント
    公平に利用できる/使用の柔軟性を持たせる/単純で誰もが直感的に理解できる/情報を知覚しやすくする/間違いに寛容に対処する/疲労や身体的負荷を少なくするetc..
  • ユニバーサルデザインを開発するために
    日常生活に密着した発想・想像力を働かせる/共通点(普遍的なもの)に目を向ける/時間軸(加齢)に配慮する/整合性・一貫性を保つ/連続性に配慮(例:エレベーターが乗る駅にあって降りる駅に無いのでは意味がない)

こんなデザインが使いやすさを生む―商品開発のためのユーザビリティ評価

こんなデザインが使いやすさを生む―商品開発のためのユーザビリティ評価

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 工業調査会
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本

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